美神館と書いてミューズ館と読む。図書館と博物(美術)館と会員制のホテル(民宿)を複合したような不思議な施設である。延べ250平方米の鉄筋3階の白い建物で、1階は蔵書約1万冊の図書室、2階は約千点の絵画、版画、写真、彫刻などの美術品、世界各国の民芸品などが展示された博物(美術)室、3階は会員(館友)に開放している宿泊、集会室(和室3部屋)となっている。
3階からは眼下に絶えず白波に洗われる日本海の海岸、近くに飯浦漁港、遠方には北、西に開けた日本海と東に石見空港の台地から中国山脈の山並みなどの絶景が望まれる。日本海に突き出た岬の上から朝日が昇っている。(写真をクリックすると拡大表示されます。)
地元出身で益田高校から早稲田大学英文科を卒業して、東京で高校の英語教師を長年務めて帰郷した山根火土志(本名仁司)氏が私財を投じ、また協力者の援助によって建設し、運営している。
有名無名を問わず世界各地からの「ひと」と「もの」と「こころ」の交流をはかることを最高の課題としており、小さいながら、日本海文化学習の拠点を形成することによって、21世紀に向けて「日本海ルネッサンス」の暁の鐘をつこうとしている、と設立趣意書にうたっている。
石見と長門の国境に位置し、壮大な日本海を展望しながら都会と田舎の人たちが交流し、共生、共学に向けて活動するための私設文化創造の場を提供する。
美神館はこの趣旨に共鳴する「館友」の共同経営体を目指している。館友(終身)になるには、一口1万円で何口でもよいが寄金を下記に振り込めばよい。
郵便振替口座 山根美神館(01460−3−28029)
館友になると、美神館の図書室、博物室、宿泊室などを実費経費のみ負担で利用できる。例えば、宿泊の経費は食事は食材、調味料など持参して、電気、水道、ガスなどを使ってセルフサービスで作り、一人1泊1千円である。近所に食堂など無いところである。田舎に共有の別荘を持ったつもりで利用して欲しいと言われている。
美神館へ行くには、山陰本線で益田から下関方面へ2つ目の飯浦(いいのうら)駅下車。改札を出て左に坂を降りて、右へ300米、突き当たって左に進み、民家の間を500米行き、漁港を過ぎて坂を上って造船所の隣にある。駅から徒歩約15分である。
車の場合、益田方面から国道191号線で飯浦の山陰線ガードをくぐり、約400米行って「飯浦漁港」方面へ右折して約5、6百米行った左側にある。写真の右手前が飯浦漁港で、その奥の工場が造船所、左隣に美神館が有る。また、写真の右手に伸びる岬が鑪ヶ崎で、ホルンフェルスが見える。
なお、益田へは、ANKの飛行機が毎日東京から2往復、大阪から1往復している。また、飯浦は観光地の萩、津和野へそれぞれ約1時間の位置にあり、往年の名声優、徳川夢声氏の出身地でもある。
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