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ゴム成形用金型

ゴムの成形法には、材料の供給方法や取数などにより、圧縮成形トランスファー成形、射出成形がある。特に射出成形法は、ゴム生地が早期加硫を起こさない上限に近い生地温度で射出する為、他の成形法より成形サイクルが早まり、また、均一な加硫製品を得る事が出来る。 当社の金型は射出成形機メーカの金型部門として、ゴム用金型にも実績を持っており、成形機、周辺自動化装置と組合わせたシステムで、自動成形による24H省人化運転を提供出来ます。又、簡易金型等についても御相談に応じて製作致します。 液状シリコーンゴムについては「LIM用金型」を参照下さい。

ゴム用金型の特徴

ゴムの成形品は弾性を持っている為、次の特徴がある。

  1. ゴム型ではアンダーカット部をスライドで逃がさなくとも無理抜きが可能である。しかし、一方でゴムはポアッソン比が0.5に近く、変形しても体積変化が無いので、無理抜きの周囲は開放していることが必要である。拘束された状態から無理抜きは出来ない。
  2. コア側にアンダーカットがある場合でも、エア吹き込みにより成形品を膨らませて取り出すことが可能であり、型構造が簡単である。
  3. 金型に直接、成形品を取り出すためのエアシリンダ、油圧シリンダを取り付け、又、脱型治具や成形機の特殊動作と組み合わせることで多くの複雑な製品の自動成形が出来る。

ゴム用金型の構造

 
  1. 真空引き
     ゲート位置は、設計時点で一方向流れが出来るように配慮するが、ガス発生に対して真空ポンプを使用し、金型のキャビティ部のエアを抜いて、ほぼ真空状態になったキャビティ内部に材料を射出する真空引き構造をとることが多い。
  2. コールドランナ
     ゴム金型では多数個取りの場合、材料の歩留まりを良くする。又、各キャビティに同時充填し均一な射出圧をかける目的で、コールドランナとすることが多い。  コールドランナプレートとキャビティプレートの間には断熱板を入れてキャビティプレートの熱がコールドランナプレート部に伝わらないようにする。コールドランナ部は温調機で温度調節を行う(温度設定は材料により異なるが、ほぼ80℃前後)。
  3. エアエジェクト方式
     コアに付着するジャバラ等アンダーカットのある円筒、円錐状成形品をコアからエアを吹き出して自動的に離型させて取り出す方法である。
  4. エジェクトプレート挿入方法
     製品外周にアンダーカットがあり、成形品が中型に残るブッシング等の成形品の取り出しに多く利用されている。
  5. 中子引抜方式
     円筒ブッシュなど成形品が中子に抱き付き、中子を引き抜くことにより製品離型できる成形品に用いられる。
  6. 中金型スライド製品突落し方式
     製品外周部にアンダーカット等がある厚肉の防振ゴム等の成形に利用される。中型だけを単独でスライドさせて、外装エジェクタに取り付けられた取出治具により脱型する。脱型された成形品がシュータまたはコンベア等で受けることで自動が可能となる。
  7. 製品取出機
     ダイヤフラム、平パッキンなど射出圧縮で成形する製品形状が単純な製品で、下型に付着する成形品の取り出しに用いられる。

当社はトランスファー金型圧縮成形用金型やLIM(液状シリコーンゴム)用の金型など熱硬化性金型についても約35年間の多くの実績を持っておりますので、ご相談下さい。


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